Apple WWDC 13(Worldwide Developpers Conference)という開発者向けの会議が6月10日にお行われました。世間に遅れながらも、3年前から iPod touch と iPad を使用してきて、そろそろMacBook Air か MacBook Pro が欲しいと思っていたところなので、新製品の発表に注目していました。というのも、パソコン上で iTunes の動作が遅くて困っていたのです。友人の MacBook Air を試したところ、その快適な使用感に驚いていたところです。ちなみに、アメリカの大学では半数以上の学生が MacBook Pro か MacBook Air を使用しています。Apple 製品の普及率はとても高いです。
また、このKey note という会議における基調講演のプレゼンテーションはストリームで生中継を見られるのですが、プレゼンテーションの質が高くて参考になります。今後Youtubeで見ることが出来ると思うので、是非ご覧ください(”WWDC 2013”で検索すると出てくると思います)。せっかくなので、今回はこの会議で発表されたいくつかの注目点を記事にしたいと思います。
Monday, June 10, 2013
Saturday, June 8, 2013
発音練習①: 苦手なRを克服する!with They might be giants "ICU"
みなさんは、They might be giants というアメリカのバンドを知っていますか?
僕は勝手にアメ リカの教育番組の、2人組男性ユニットだと人に紹介するんですが(もちろん大人向けなロックも歌っています)、彼らは『Here come the ABC's』というアルバムを出しています。このアルバムはどれも幼稚園~小学生(もちろん大人も)の英語の発音練習に最適です。侮るなかれ、彼らの歌詞は、英語学習者にとって非常に分かりやすく、耳に残りやすいため、子どものみならず、大人にも薦めています。
僕は勝手にアメ リカの教育番組の、2人組男性ユニットだと人に紹介するんですが(もちろん大人向けなロックも歌っています)、彼らは『Here come the ABC's』というアルバムを出しています。このアルバムはどれも幼稚園~小学生(もちろん大人も)の英語の発音練習に最適です。侮るなかれ、彼らの歌詞は、英語学習者にとって非常に分かりやすく、耳に残りやすいため、子どものみならず、大人にも薦めています。
Monday, June 3, 2013
修士1年目、終了!
去年8月下旬に始まった修士1年目の秋冬セメスターは、今年4月に無事に終わりました。ひとつの授業でファイナルペーパーが書き直しとなり添削に1
週間にかかりましたが、これは今後のためになる良い経験でした。1年目の経験を基にした感想を(主に英語・授業に関して)書こうと思います。
授業ではこのリーディングを基に、発表や議論をしてクラスに貢献することが求められます。僕はそれぞれ の文章に対して1つや2つの意見や疑問点を持つのが精いっぱいでしたが、必ず意見を発表することは心がけました。教える立場の先生からは、「ここの意味が 分からない」という簡単なことでも、発表することでクラス全体の理解が深まるので、どんどん発表して欲しいと言われました。
し かし、僕は分からないと表明することが恥ずかしいことだと思っていました。この点で発想の転換が必要でした。大学院での、リーディングの課題全てを理解す ることはまず不可能です。英語を母語とする学生も分からないことが多いのですから。分からなければ、「この文脈におけるこの単語の意味が分からない 」といったことでもいいので、恥ずかしがらず発表することが大事です。
分からないことはそのままにせず、“何が分からないのか”を論理的に考え、伝えられるようになるのは大事な学問的訓練の一つです。
とあるクラスの教授に、授業で貢献が出来ないことを悩んで相談しに行くと、周りのアメリカ人の学生をResource(資源・人材)だと思って利用しなさいと助言されました。学生同士は敵同士ではあません。他の学生にも積極的に質問をして自分の理解を深めるのは、ある意味で留学生という立場を利用した賢い方法です。
本や論文の難解さ、論理的な文章の書き方、分かりやすい説明の仕方...こうした壁には “英語の勉強ではなく、英語を手段とした勉強” に頭を切り替えて挑む必要がありました。日本でもっと学問の基礎的な部分を学んでいればと後悔したものです。しかし、自分の未熟さを痛感し、出来ないなり に努力するのが大切です。おそらく学会や学術誌に発表するのは数年かかると思いますが、コツコツと頑張らなければいけません。
YoutubeでTOEFL対策を教えているRebecca先生は、TOEFL Structure & Skills for iBT success!(http://www.youtube.com/watch?v=Em0woQvskjY)というビデオで、TOEFLに必要な英語の能力そして、アカデミックスキルについて語っています。
読むことに関して、
スキミング(Skimming):論文や本に目を通し、重要な部分のみを読んで要点をつかむこと。
スキャニング(Scanning):重要な単語がある箇所に注目するなどして、特定の部分の意味を捉えること。
書くことに関して、
シンセサイジング(Synthesizing):様々なアイディアをまとめてひとつの筋が通った論に仕上げること。
サマライジング(Summarizing):要約をすること。
ノートテイキング(Note-taking):授業でのノートの取り方。
パラフレージング(Paraphrasing):他人の文章を言いかえて書くこと。
キーボーディング(Keyboarding):その名の通りキーボードの運用能力。
を例として挙げています。
実を言うと、僕は未だに筆者の主張とその根拠を捉えるのが苦手です(汗)。ただ、Reading対策で書いたように、ある程度の指標となるアドバイスはできます。最終的にアカデミックスキルを身につけるには、皆さんの訓練と自分に合ったやり方を身につける必要があるんですが、定期的にVOAやNew York Timesなどネットニュースの記事を利用した僕なりの読解方法を書きますので、参考にしてください。
さらに院生に必要な文章を書く際の論の立て方など、この1年で学んだことはまた追々書いていきたいと思います。
もしご意見やご質問があれば、コメント欄にご記入ください。
- 尋常ではない量のリーディング!
授業ではこのリーディングを基に、発表や議論をしてクラスに貢献することが求められます。僕はそれぞれ の文章に対して1つや2つの意見や疑問点を持つのが精いっぱいでしたが、必ず意見を発表することは心がけました。教える立場の先生からは、「ここの意味が 分からない」という簡単なことでも、発表することでクラス全体の理解が深まるので、どんどん発表して欲しいと言われました。
し かし、僕は分からないと表明することが恥ずかしいことだと思っていました。この点で発想の転換が必要でした。大学院での、リーディングの課題全てを理解す ることはまず不可能です。英語を母語とする学生も分からないことが多いのですから。分からなければ、「この文脈におけるこの単語の意味が分からない 」といったことでもいいので、恥ずかしがらず発表することが大事です。
分からないことはそのままにせず、“何が分からないのか”を論理的に考え、伝えられるようになるのは大事な学問的訓練の一つです。
とあるクラスの教授に、授業で貢献が出来ないことを悩んで相談しに行くと、周りのアメリカ人の学生をResource(資源・人材)だと思って利用しなさいと助言されました。学生同士は敵同士ではあません。他の学生にも積極的に質問をして自分の理解を深めるのは、ある意味で留学生という立場を利用した賢い方法です。
- TOEFLでも英語は足りない!
本や論文の難解さ、論理的な文章の書き方、分かりやすい説明の仕方...こうした壁には “英語の勉強ではなく、英語を手段とした勉強” に頭を切り替えて挑む必要がありました。日本でもっと学問の基礎的な部分を学んでいればと後悔したものです。しかし、自分の未熟さを痛感し、出来ないなり に努力するのが大切です。おそらく学会や学術誌に発表するのは数年かかると思いますが、コツコツと頑張らなければいけません。
- アカデミックスキルも足りなかった...
YoutubeでTOEFL対策を教えているRebecca先生は、TOEFL Structure & Skills for iBT success!(http://www.youtube.com/watch?v=Em0woQvskjY)というビデオで、TOEFLに必要な英語の能力そして、アカデミックスキルについて語っています。
読むことに関して、
スキミング(Skimming):論文や本に目を通し、重要な部分のみを読んで要点をつかむこと。
スキャニング(Scanning):重要な単語がある箇所に注目するなどして、特定の部分の意味を捉えること。
書くことに関して、
シンセサイジング(Synthesizing):様々なアイディアをまとめてひとつの筋が通った論に仕上げること。
サマライジング(Summarizing):要約をすること。
ノートテイキング(Note-taking):授業でのノートの取り方。
パラフレージング(Paraphrasing):他人の文章を言いかえて書くこと。
キーボーディング(Keyboarding):その名の通りキーボードの運用能力。
を例として挙げています。
論文や本を読むことに関しては、上に書いたように大量の文章を読むのですから、効率よく筆者の主張が書いてある部分のみに注目し、読む必要があります。全ての文章を読むことは不可能で、要点を捉えるうえで効率が悪くなってしまうのです。
しかし、スキミングやスキャニングがなかなか大変で、何が重要か(What?)・どうして重要か(Why?)・筆者はどのように主張しているか(How?)の3点を常に意識したうえで、さらに文章の構造を理解して、キーワードを抜き出し、そこを重点的に読んで...という流れは筋トレのように数をこなさないと身につきません。
実を言うと、僕は未だに筆者の主張とその根拠を捉えるのが苦手です(汗)。ただ、Reading対策で書いたように、ある程度の指標となるアドバイスはできます。最終的にアカデミックスキルを身につけるには、皆さんの訓練と自分に合ったやり方を身につける必要があるんですが、定期的にVOAやNew York Timesなどネットニュースの記事を利用した僕なりの読解方法を書きますので、参考にしてください。
さらに院生に必要な文章を書く際の論の立て方など、この1年で学んだことはまた追々書いていきたいと思います。
もしご意見やご質問があれば、コメント欄にご記入ください。
Wednesday, May 22, 2013
TOEFL: Reading対策② 導入、展開、結び
前回(http://midnightenglishschool.blogspot.com/2013/06/toefl-reading.html)とまた違う角度から、英語の文章の構造を紹介しようと思います。Voice of America というアメリカの国営放送局の記事を紹介します(インターネットラジオ、YoutubeやPodcastを使ってニュースやプロパガンダを流しているサイトですが、TOEFL学習にはとても有益です)。
TOEFLのReadingでは、科学、地理や歴史などの分野に関する文章(約800語)をもとにして12~14問の問いを解く文章問題が出てきます。初めの文章問題を20分以内に、その後にさらに2問を40分で解くことになります。文章を読み進めながら問題を解いていけるので、始めに全て読み通す必要はありません。しかし、1問に2分もかけられないので、効率的な回答をしなければいけません。
英語の論文には必ず明確な流れ(序論・本論・結論)があります。文章の構造を意識して読むことで、筆者の主張を素早く、的確にとらえるようにしましょう。前回のWhat? How? Why?を意識して筆者の主張を理解する読み方と共に、今回は、構造を意識して読む訓練をします。
英語の論文には必ず明確な流れ(序論・本論・結論)があります。文章の構造を意識して読むことで、筆者の主張を素早く、的確にとらえるようにしましょう。前回のWhat? How? Why?を意識して筆者の主張を理解する読み方と共に、今回は、構造を意識して読む訓練をします。
Wednesday, May 15, 2013
TOEFL: Reading対策① 効率的な英文の読み方
Reading対策①
TOEFLの運営会社であるETS(Educational Testing Service, http://www.ets.org/toefl)は、問題のサンプルとしてこのPDF(http://www.ets.org/toefl/ibt/prepare/sample_questions)を配布しています。このReadingの問題 “Meteorite Impact and Dinosaur Extinction” を使って、効率的な英文の読み方を練習しましょう。
論文を読むときにもとても役立つのですが、意識すべきべきポイントは、What? (何を), How? (どうやって), と Why? (なぜ) です。
TOEFLの運営会社であるETS(Educational Testing Service, http://www.ets.org/toefl)は、問題のサンプルとしてこのPDF(http://www.ets.org/toefl/ibt/prepare/sample_questions)を配布しています。このReadingの問題 “Meteorite Impact and Dinosaur Extinction” を使って、効率的な英文の読み方を練習しましょう。
論文を読むときにもとても役立つのですが、意識すべきべきポイントは、What? (何を), How? (どうやって), と Why? (なぜ) です。
Wednesday, May 8, 2013
TOEFLって?
1. TOEFLとは?
TOEFL (Test of English as a Foreign Language) は米国のNPO、ETS社が主催している“英語を母国語としない受験者”を対象とした英語のテストです。北米英語圏の大学・大学院・短期大学・専門学校などへ入学を希望する学生は、TOEFLで一定の基準を満たすことが課せられています。
現在主流となっているTOEFL iBTはInternet-Based Testingの略で、試験会場でパソコンに向かってテストを受ける形式のことです。Reading、Listening、Speaking、Writingの4つのセクションから構成され、テスト時間は4時間以上に及びます。過去には、iBTと別にPBT(paper-based test)と呼ばれる筆記試験がありましたが、語学学校専用のTOEFL以外に今は廃止されました。
2.問題のレベルは?
受験者が、英語圏の大学で授業を受けるのに十分な英語能力を持っているか判定するテストで、出題される英語のレベルは日本における英検準1級以上です。僕は、準1級の筆記試験は1問以外すべて正解しましたが、TOEFLに関しては8割が最高得点です。
日本の英語テストの形式と圧倒的に違う点は、日本人が苦手なSpeakingとWritingがある点、そしてそれぞれの問題自体が長いことかと思います(過去のPBTにはありましたが、現在は1問1答の文法問題なんてものはありません)。例えば北米の大学で要求されるのは、論文や教科書を読んで理解し、それを基に授業で議論し、クラス全体の理解に貢献することです。ただ教科書に書いてある内容を理解することは目的ではありません。それを基にした意見を表現する、このアウトプットの訓練が残念ながら日本における英語教育では十分に出来ていないため、TOEFLでの日本人の得点は低いのです。
TOEFLは120点満点で換算されますが、日本人の平均スコアは66点で161か国中138位(2008年度)という成績です。国内でのTOEFLの一般性から見て、このテストの受験者は留学を希望する、”英語が出来て当然の方々”だとは思うのですが、それでも得点率は60%にも満たないのです。
6年間以上の英語教育を受けても、テストで良い点がとれたとしても、話す・書くことは苦手な人が多いです。日本の英語のテストで良い点がとれたとしても、実践でコミュニケーションがとれなければ十分とは言えません。
また、TOEFLでいい成績がとれたとしても、直ちにアメリカの留学生活で成功できることにはなりません。僕は大学院での1年目はとても学業でも生活面でも、英語で話す・書くのにとても苦労しました。論文を読むことに関しても、これまでやってきた読み方は通用しませんでした。
TOEFLは留学に必要です。しかし、これは手段に過ぎません。そして、TOEFLはあらゆる学問と違って、ある程度学習すべき対策に従えば、1年で僕がとったように90点はいけるでしょう。
3.TOEFL対策は効果的に!
このブログでは、“英語を目的ではなく、留学やコミュニケーションの手段として” 学んでんでいくために、短期的目標として最適なTOEFLの対策をみなさんにお伝えします。さらに、大学や大学院で役立てられるように、アカデミックスキルを養うことも視野に入れて書いていきます。
Wednesday, May 1, 2013
はじめまして。
はじめまして。
今僕はアメリカの大学院で人文学系の学問を学んでいます。自分がとても苦労した経験から、TOEFL対策と自分の備忘録を兼ねたブログを始めます。
アメリカで学び始めるといかにTOEFLが簡単だったか分かります。特に大学生は、日本で読んでいた量の50倍ほどの論文を読み、さらにリーディングの内容を理解したうえで発表をして貢献することが常に求められます。初めの1年は本当に苦労しました。
ただ、TOEFLで学んだことは基礎となっているので、留学を考えている人、これからTOEFLを受ける人に役に立つような記事を書いていきます。
学位取得を目的とした留学には、言語能力のみならず、アカデミックスキルも必要だと覚えておいてください。
今僕はアメリカの大学院で人文学系の学問を学んでいます。自分がとても苦労した経験から、TOEFL対策と自分の備忘録を兼ねたブログを始めます。
アメリカで学び始めるといかにTOEFLが簡単だったか分かります。特に大学生は、日本で読んでいた量の50倍ほどの論文を読み、さらにリーディングの内容を理解したうえで発表をして貢献することが常に求められます。初めの1年は本当に苦労しました。
ただ、TOEFLで学んだことは基礎となっているので、留学を考えている人、これからTOEFLを受ける人に役に立つような記事を書いていきます。
学位取得を目的とした留学には、言語能力のみならず、アカデミックスキルも必要だと覚えておいてください。
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